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「ところてんと寒天」

 

上=ところてん 下=牛乳寒天

 

 

 夏に食べたくなる物として「くず餅」の話をしましたが、今回は夏に食べたくなる物、続編として「ところてん」と「寒天」の話をしようと思います。
「ところてん」は甘酸っぱいものと甘いものの二種類が知られています。「寒天」はフルーツを混ぜて冷やしたものが有名ですね。「ところてん」と「寒天」は実は同じ原料の「天草」を煮溶かして出来ています。
「天草」は日本中の海で取れますが太平洋側の方が量も品質も良いと言われます。天草を水と煮込んでから常温で固め、ところてん突きで細く突き出した物が「ところてん」です。このところてんを冷たく凍らせて乾燥させたものが「寒天棒(糸)」ということです。これをまた溶かして冷たく凍らせると「寒天」になります。
 太平洋側では気温が氷点下になることが少ないので、岐阜、長野で寒天が有名になりました。
 また粉寒天は水に溶いて様々な食材に使われています。和菓子、洋菓子、料理にも幅広く利用されています。
 

 
 
 
 
 
       

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